【商品概要】
・タイトル: マシュリの匣 2巻
・著者名 : 唐草 ミチル
・掲載誌 : WEBコミックガンマ
・発売日 : 2016/07/27

【作品説明】
取り戻した記憶をもとに、山奥に再び戻った高校教師・郡司行斗。
だが、謎の箱の側で出会った少女に完全に魅入られてしまう――。
そんな中、葉霧町の失踪事件を追うフリージャーナリスト・宇佐美が、本格的に調査を開始。
そして、町人に話を聞くごとに、世にもおぞましい真相に近づいていくのだったが――。



【感想】

1巻の感想リンク


・マシュリ
山の中で大きな瞳の彼女と再会した郡司
彼女はたどたどしく自らを「マシュリ」と名乗り、郡司の名を呼びながら這い近づいてきます。
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戸惑う郡司に覆いかぶさった彼女は突然口から血を。
それを口移しされる郡司ですが、その血のような液体は甘いのようで・・・?
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・行斗の変化
その日を堺に郡司は変わってしまいます。
すっかりマシュリの虜になり、明るくも不気味な雰囲気を持つようになります。
蔓を伸ばして人を喰らう、彼女のいる""も学校に隠して置くことにしたようです。
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そのせいで生徒が箱に取り込まれ"神隠し"の犠牲に。
更に郡司は、自分の兄とその嫁をも彼女の餌にしてしまいます。
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・調査
今では誰も相手にできなくなった、この葉霧町の神隠し
そんな怪事件に今更ながら身を乗り出した記者がいました。
新聞記者の「宇佐美潤」と「北爪吾郎」です。
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古い箱の写真を片手に葉霧町へとやってきた2人は早速調査開始。
町の人間は何かを隠している様子ですが、しらばっくれて口を割ろうとはしません。
露骨だなw
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北爪の演技で学校へ侵入した宇佐美
草の生い茂る温室のそばを通っていると、そこに郡司が。
合流した北爪郡司の言葉から温室に何かがあることに勘付いたようです・・・。
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・葉霧町の過去
郡司には「吉野」という協力者がいました。
彼に救世主だと呼ばれ、とある手帳を渡された郡司
その手帳は平方淑夫の手記・・・そこにはまだ村だった頃の葉霧の過去が記されていました。
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資産家の息子に生まれた淑夫、ですが病弱なせいで周りから疎まれていました。
とうとう血を吐き倒れた彼のもとへ、奇妙な集団が訪れます。
病気を治しにきたというその人達、治療に当たるのは「真朱莉」と呼ばれる黒髪の綺麗な女性でした。
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彼女は淑夫の血を吸うと、その身にたちまち蔓が巻き、赤い花を咲かせます。
その花から採れた"お薬"によって淑夫は徐々に回復。
そして5年後、父の秘書として立派に仕事できるようになります。
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・真朱莉と淑夫
奇跡の力を利用せんと企む淑夫の父によって、屋敷に住むようになった真朱莉様。
彼女に惹かれる淑夫でしたが、彼女の気持ちは淑夫の幼馴染で兄貴分の「雄介」の方に向いているようで。
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冬になり葉霧村が雪に覆われる頃、村人たちは謎の流行り病に苦しみだします。
大勢の人たちが真朱莉様の奇跡にすがり、例の"治しの儀式"をしようとしますが・・・花が咲かない・・・。
その理由は・・・。
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闇堕ちしちゃったかーw
栽培者』と呼ばれていましたが、彼が託されたのは一体どんなものなんでしょう。
郡司にはまだまだ秘密がありそう。
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過去の話もでてきました。
箱に入ったり蔦巻いたり、似たような特徴を持ってる真朱莉マシュリですが・・・マシュリちゃんには人らしさがありませんねぇ。
箱もちょっと違うようです。
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そして謎を調べる人たちも現れました。
過去に色々あったようですが、無事に真実まで辿り着けるかどうか。
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人を治す奇跡の花が、なぜ禍々しく変貌したのか。
真朱莉さまとは、マシュリちゃんとは何者なのか。
色々と明かされる日も近そうです・・・。
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ちょっと擬人化ミミックみたいだ・・・w
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